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2017/06/01

長野県塩尻市片丘地区の新ヴィンヤードで植樹を実施しました


シャトー・メルシャンでは、長野県塩尻市片丘地区の新たな自社管理畑で、今年から本格的にブドウの植栽を開始しました。開始に先立ち、4月27日(木)には、塩尻市長 小口利幸様を始めとした塩尻市からご来賓の方々にお越しいただき、「植樹式」を執り行いました。
小口市長からは、「支援できることは協力したい」とありがたいお言葉をいただき、ゼネラル・マネージャー松尾は、「この場所を紹介いただき、ここに立ったとたんに立地の良さ、景観の素晴らしさに感動し、ここならうまくいく、と確信しました。塩尻には桔梗ヶ原などいろいろな地区が存在し、個性あるワインを生み出しています。ここ片丘地区もそのひとつとして位置づけられるよう、これからしっかりと取り組んで行きます」と、今後の抱負を語りました。


植樹をする小口利幸塩尻市長(左)、代野照幸メルシャン社長(右)


また植樹式の後、4月28日(金)、5月2日(火)、3日(水・祝)、4日(木・祝)の計4日間にわたり、この新しい畑にブドウ樹を植えるために募集した「植樹ボランティア」の皆さまと一緒に植樹を実施しました。


植樹前の畑


ブドウ樹をまっすぐ植えるために、スタッフは事前に苗を植える穴をあけ、そこに等間隔に木杭を打って皆さまをお迎えしました。今年は、3haの畑に9,000本の苗木をメルロー中心に植樹しました。(※1haは、1万平方メートル、100m×100mサイズ)


ブドウ樹は、一度植えると何十年も植え替えることはないため、最初がとても肝心です。参加された皆さん、しっかりと説明に聞き入っていました。


    
スタッフが丁寧に説明します 説明をしっかりと聞く皆さん メルローの苗木

植樹は、苗の向きを揃え、木杭に添って苗を穴の中に置き、木杭から離れないよう押さえながら土をかけます。土を地面の高さまでかけた後、一定の長さを残し、苗を上に引き上げます。そうすることで、押さえつけられ広がった根を、下向きの方向に矯正することができます。その後、周りを踏み固め、土を圧着させます。畑は傾斜地にあるので、水やりをした際に水が流れてしまわないよう、土手を作り、これでまずは植樹の完了。


  
二人一組で植樹を行いました 植えた後は踏み固めて土手を作ります

お昼には、植えたばかりの畑の横で、皆さんとスタッフも一緒にお弁当を食べ、一休み。そしてまた、植樹を続けます。



植えた苗には水をたっぷりかけます。水が土中に染み込んだ後は、水分が蒸発しないよう、土手を埋め戻します。そして、木杭から苗が離れて成長しないよう、紐で木杭に苗を結わえて、これで植樹の完了です。


真っ赤なフェラーリ(?)で水やり


ボランティアの皆さんの手際がとても良く、どんどん作業が進むので、苗木の準備(穂木と根を切りそろえる)など、植樹以外の作業もお手伝いいただきました。


ここ、片丘の新しいヴィンヤードで、4日間に渡り、計66名の方に植樹をお手伝いいただきました。いつもは数名で作業しているのですが、やはりたくさんの方と一緒ですと、楽しく、どんどん作業がはかどりました!
かなりの重労働でしたが、お手伝いいただいた皆さま、本当に有難うございました。
また、ご都合がつかずお越しいただけなかった皆さまも、ぜひ、次の機会にお目にかかれることを楽しみにしています。


最後に、皆さんと一緒に記念撮影。
照りつける太陽と、土ぼこりの中、ブドウの苗を植えてくださったボランティアの皆さま、本当にお疲れさまでした。そして、本当にありがとうございました。


ここ塩尻の地で新しいヴィンヤードが生まれ、数年後にはブドウが実り、やがてこのヴィンヤードの名を冠したワインが生まれる日まで、これからも皆さまのご理解、ご支援をいただきながら素晴らしい銘醸地となるよう育てていきたいと思います。ぜひ、末永く見守っていただけたら、シャトー・メルシャン一同、大変嬉しく思います。


  
4月28日参加のボランティアの皆さま 5月2日参加のボランティアの皆さま

  
5月3日参加のボランティアの皆さま 5月4日参加のボランティアの皆さま
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