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2018/05/17

シャトー・メルシャン・クラブ 椀子(マリコ)ヴィンヤード植樹ボランティア実施 ~4月28・29日(土・日)編~

長野県上田市にある自社管理畑「椀子(マリコ)ヴィンヤード」にてブドウの苗木を植えていただく「植樹ボランティア」を4月28日(土)、29日(日)に実施しました。
椀子ヴィンヤードでは、今年約7,500本のブドウ樹の植替えを予定しています。
ゴールデンウィーク最初の連休にも関わらず、2日間で50名のシャトー・メルシャン・クラブのお客様にご参加いただきました。2日間とも晴天に恵まれ、時折さわやかな風が吹く中、とても強い日差しの中での作業となりました。

  

畑へ移動してまずは、1本目の植樹です。
ブドウ樹は、一度植えるとその先数十年は植え替えることはないので、最初がとても肝心です。参加された皆さん、畑でのレクチャーを真剣に聞いて、その後、熱心に作業してくださいました。
苗の向きを揃えて、支柱から離れないよう地面の高さまで土をかけ、苗を少し上部へ引き上げます。これによって抑えつけられた根を下向きの方向へ矯正する事が出来ます。その後周りを踏み固めて根と土とを圧着させます。午前中の作業はまずはここまで。植えた苗にはお昼の間に水をたっぷりかけます。熱い日差しの中で皆さん黙々と作業してくださいました。

  

地元食材をふんだんに使ったお弁当で、束の間の休息。
昼食のお時間も皆さんと、スタッフとで交流させていただきました。お客様と直接お話出来るとても貴重な時間でスタッフ一同とても楽しみな時間です。


青空の下で昼食

2019年秋完成予定の椀子(マリコ)ワイナリー建設予定地を見学!
360度ブドウ畑や長野の山々に囲まれるワイナリーとして、椀子ヴィンヤードと北信エリアのブドウを醸造するブティックワイナリーとしてオープンします。


椀子ワイナリー建設予定地を見学

昼食後は、「根切り」という作業を実施しました。苗木メーカーから仕入れた状態のブドウの苗を植樹できるような状態に成形していただきます。余分な根の部分と、今年伸ばしたい芽以外の部分の枝をカットする作業です。ブドウ樹の今後の成長を決める重要な作業です。
枝を大胆にカットしていくため、皆さん躊躇しながらも、慎重に作業を進めてくださいました。準備いただいた苗木は翌日以降の植樹作業に備えて、乾燥しないように根の部分を水に浸しておきます。
また、ブドウの接木方法ミニセミナーも実施、どのように接木するのかを体験いたただきました。


余分な根、今年の成長する芽を残して丁寧に枝をカットする作業


専用の機械によってΩ型に接木された台木と穂木(メルロー、シャルドネetc実際に植えられる品種)

セミナー後、植樹作業の仕上げを。
昼食中にたっぷりと水を与え、水が土中に染み込んだ後は、水分が蒸発しないよう、土を埋め戻します。そして、支柱から苗が離れて成長しないよう、紐で支柱に苗を結わえて、これで植樹の完了です。皆さんの手際よい作業のお陰であっという間に終了。


ブドウ技が乾燥しないように盛り土をする作業

椀子ヴィンヤードスタッフによる最後の挨拶。
この日植えたブドウ樹が成長し、数年後にはブドウが実り、ワインなるその日まで、これからも皆さまのご理解、ご支援をいただきながら育てていきたいと思います。末永く見守っていただけたら、シャトー・メルシャン一同、大変嬉しく思います。
そして、来年完成予定の椀子ワイナリーで植樹したブドウ樹を眺めながらワインを愉しんでいただければ幸いです。


4月28日参加の皆さま


4月29日参加の皆さま

皆さま、暑い中での1日農作業、ありがとうございました!!

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