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2020/10/29

椀子ワイナリー今年の収穫状況と最新情報

シャトー・メルシャン 椀子ワイナリーの小野です。ここ最近の椀子ヴィンヤードは、8月の厳しい暑さから一変し、すっきりとした秋晴れが続き、朝晩と冷え込む日が多くなりました。椀子ワイナリーは、仕込みの真っ只中です!

今年は7月までの長梅雨が明けた後、8月から9月にかけて晴天日が長く続いたため、椀子では収穫が例年より10日ほど早く始まりました。 今回は、椀子の収穫・醸造の様子とワイナリーの最新情報について紹介します。

まずはミッドナイトハーベストから

今年椀子ではシャルドネとソーヴィニヨン・ブランで合計3回のミッドナイトハーベストを行いました。昨年度に比べて成熟がとても早く、8月末から本格的な収穫を始めました。
画像は9月7日の早朝に収穫したソーヴィニヨン・ブランです。まだ太陽も昇らず、静寂の中で収穫されたブドウは触るとひんやりと冷たく、収穫しながらでも爽やかな柑橘の香りを感じ取ることができます。

 そんなソーヴィニヨン・ブラン。収穫まで酸が低くなるのを防ぐため、毎年極力除葉を行わないように栽培しています。収穫前日に除葉を行い、朝採り一番のものをその日にうちにすべて仕込みました。
香り高い状態で絞った美しいレモン色の果汁はただいま樽の中で育成中です。

続いては椀子で高い人気を誇るシラーをご紹介!

人気の理由は何と言っても力強いコショウの香り!その香りはワインだけではなく果実からも豊かに感じます。椀子のシラーは2004年から植樹されているので、現在収穫されているもっとも古いブドウは今年で樹齢16年目になります。今年のシラーは例年にくらべ果房全体が大きく立派な実を収穫することができました。現在でも椀子ヴィンヤードでは植栽地は拡大し続け、今年の春には4000本のシラーを植樹しました。2020年に植樹してワインとして飲めるのはおそらく7年後の2027年頃になると思います。ロマンあふれる品種というのも人気の理由の一つかもしれませんね。寒くなるこれからのシーズンおススメの一品です!

最後はワイナリー最新情報をご紹介します。

椀子ワイナリーでは、ただいま2020年の新酒を販売中!!

新酒は、10月下旬の発売に間に合うように収穫するので、比較的酸味が高くなる傾向にありますが、今年はぎりぎりまで収穫を待って樽発酵をしたので、さわやかな香りと新酒にしては、優しい酸味が特徴のワインに仕上がっています。昨年度とはまた、ひと味もふた味も違う椀子の新酒をぜひ味わってみてください。

また椀子ワイナリーは現在ハロウィンムードで盛り上がっています!
ワイナリーの前にはスタッフが心を込めて作りあげたたくさんのジャック・オ・ランタンがみなさまをお待ちしています!!

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