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2020/10/14

【勝フェス】「勝フェス限定 オリジナル日本ワインセット」テイスティングしました!

皆さま、こんにちは!勝沼ワイナリーの岡村です。「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーフェスティバル2020」(勝フェス)の特設サイトはご覧いただけたでしょうか?無料でも、有料でも、どなたでも楽しめるオンラインを主体とした、ゴージャスなイベントを用意しています。「何それ!?聞いてないよ!」という方は、ぜひ、以下のサイトよりご覧ください。

https://www.fes.chateaumercian.com/

さて、本イベントの目玉商品の中に「勝フェス限定 オリジナル日本ワインセット」があります。これらのセットは、オンラインで参加いただく皆さまにも、おうちで、より深く勝フェスを楽しんでいただきたいと思い、ご用意しています。入場チケットを購入して現地で参加する皆さまが、グラスでテイスティングしたり、ボトルでお買い上げいただいたりするワインと同じワインを、おうちでも楽しめるように準備しました。

日本ワインの魅力をぜひとも皆さまにお伝えしたい!そんな思いのもと、勝フェスに出演するメンバーで「日本ワインの魅力をお伝えし隊」を編成しました。隊員はシャトー・メルシャン ゼネラル・マネージャーの安蔵、勝沼ワイナリー長の田村、ホスピタリティ・マネージャーの生駒の3名です。勝沼ワイナリーで、一足先にテイスティングさせていただきましたのでその様子をお届けします。

 
 

【A】フェスを満喫“勝フェス参加ワイナリー赤白6本セット”

岩出マスカット・ベーリーA キュヴェ・ウエノ 2017[赤](シャトー・メルシャン)
岩出甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ ステンレスタンク育成15カ月 2018[白](シャトー・メルシャン)
ルバイヤート甲州樽貯蔵 2018[白](丸藤葡萄酒工業)
アルガブランカ クラレーザ 2018[白](勝沼醸造)
シャトー蒼龍 日川渓谷 メルロ&プチヴェルド 2018[赤](蒼龍葡萄酒)
シャンテY,A Ycarre 2017[赤](ダイヤモンド酒造)

生駒:このセットは、甲州ワインと赤ワインと山梨県のすべてを楽しめるセットですね。

安蔵:甲州ワインは造り手3社の比較を、赤ワインは、穂坂、岩出、勝沼と産地の違いを比較できますね。

安蔵:ダイヤモンド酒造のシャンテY.A Ycarre 2017は、香りや味わいに特徴がありますね。このワイナリーは、マスカット・ベーリーA主体で五つ星として評価されています。

生駒:たしかに、ブルーベリーのような香りがします。

安蔵:ガメイのような香りの印象もあります。収穫時期も遅摘みであること、醸造方法でもコールドマセレーションをしていると聞いたことがあります。

田村:収穫時期や、醸造面でのこだわりを勝フェスの中で、聞いてみたいですね。

田村:勝沼醸造のアルガブランカ クラレーザは、甲州特有の苦みに加え、うまみを感じます。お二人は、どんな印象でしょうか。

安蔵:味わってみての最初の印象は、桃、なかでも山梨県民が好む固い桃をかじったときのような、歯ごたえのあるクリスピーな味わいと香りがしました。こういうのをストーン・フルーツっていうんでしたっけ。

田村:はい、香りの表現で、桃やプラムやサクランボなど、石のように大きな種が入っている果実の総称ですね。

生駒:ラベルをみると、アルコール度数11%とそれほど高くないのに、飲みごたえがあります。

田村:どんな造りの思想があるのか、「勝沼醸造×シャトー・メルシャン トークショー」で、有賀さんに突っ込んで聞いてみたいと思います。

安蔵:ダイヤモンド酒造のマスカット・ベーリーAは、時間がたつと、ヨーグルトのような香りも出てきましたね。

田村:生駒さんの好きな乳系の香りが出てきましたね。

生駒:Aセットに入っている当社の岩出マスカット・ベーリーA キュヴェ・ウエノもヨーグルトが出ますね。是非、比較していただければと思います。

 
 

【B】日本を代表する品種“甲州ブドウの白ワイン6本セット”

岩崎甲州 無濾過 2019[白](シャトー・メルシャン)
岩出甲州きいろ香 キュヴェ・ウエノ ステンレスタンク育成15カ月 2018[白](シャトー・メルシャン)
ルバイヤート甲州樽貯蔵 2018[白](丸藤葡萄酒工業)
アルガブランカ クラレーザ 2018[白](勝沼醸造)
キュリオス 甲州 TYPE N 2019[白](蒼龍葡萄酒)
シャンテTHE甲州 2019[白](ダイヤモンド酒造)

生駒:こちらは、日本ワインを代表する品種である甲州種をとことん味わい尽くしたいという方にぜひ飲んでいただきたいですね。

安蔵:柑橘の香りを特徴とするフレッシュタイプや、樽で貯蔵したしっかりしたタイプなど、甲州の様々な可能性を感じさせてくれるワインです。比較して各タイプの特徴を把握するのにまさにうってつけです。

田村:勝フェスでは「勝沼醸造×シャトー・メルシャン トークショー」の中で甲州の可能性についてディスカッションしますが、甲州ワインの将来を考えさせてくれる、奥深いセットです。

 
 

【C】山梨の個性と違いを楽しむ“赤白ワイン6本セット”

玉諸甲州きいろ香 セレクテッド・ヴィンヤード 2019[白] (シャトー・メルシャン)
穂坂マスカット・ベーリーA セレクテッド・ヴィンヤード 2016[赤](シャトー・メルシャン)
プティ・ドメーヌ ルバイヤート 2014[赤](丸藤葡萄酒工業)
アルガーノ クラン 2019[赤](勝沼醸造)
キュリオス 甲州 TYPE N 2019[白](蒼龍葡萄酒)
シャンテTHE甲州 2019[白](ダイヤモンド酒造)

生駒:こちらのセットも、甲州ワイン3本の造り手比較と、赤ワインの比較ができるセットですね。

田村:勝沼町産の甲州ブドウはよく熟すと、フェノールが蓄積して、骨格のある味わいワインになる印象で、当社の樽発酵、樽育成の岩崎甲州のようなタイプをイメージします。この蒼龍葡萄酒のキュリオス 甲州 TYPE Nは、勝沼町産の甲州ブドウを10月下旬に収穫したとラベルにありますが、とても軽やかな印象で、興味深いです。

安蔵:熟した果実、かりんのような香りがします。

生駒:口当たりの柔らかさも特徴的です。造り手のコンセプト、理想が込められているとのことなので、勝フェスで、そのあたり、お聴きしたいですね。

田村:丸藤葡萄酒のプティ・ドメーヌ ルバイヤート 2014はいかがでしょうか。今回のセットでは最も前の収穫年のワインです。

安蔵:口当たりがまるく、熟成を感じる。しかし、同時に、まだまだ熟成の途上にあるという若さもある。比較すると、桔梗ヶ原メルローは、どちらかというと厳格な印象があるので、それとは異なる印象です。

田村:口当たりがまるく熟成を感じるという点では、「城の平」と似ているかもしれませんね。

生駒:丸藤葡萄酒さんの畑は、城の平ヴィンヤードと近いのですか。

安蔵:勝沼町藤井にあり、標高もすこし高く、城の平と数kmしか離れていないんじゃないか。かつての「メリタージュ・ド・城の平」にニュアンスが似ている。

生駒:どちらもワイナリーのセカンドワインであるところも一緒ですね。

田村:現在のセカンドワイン「城の平2014」とも比較してみたいですね。この熟成による口当たりのまろやかさは、このあたりのテロワールなのかもしれませんね。

 
 

【D】シャトー・メルシャンの3ワイナリー“赤白ロゼワイン6本セット”

市川三郷甲州 キュヴェ・タンザワ 一文字短梢 2018[白]
勝沼マスカット・ベーリーA 2018[赤]
椀子シャルドネ&ソーヴィニヨン・ブラン 2018[白]
椀子シャルドネ ミッドナイト・ハーベスト 2019[白]
桔梗ヶ原メルロー ロゼ 2018[ロゼ]
塩尻メルロー セレクテッド・ヴィンヤード 2017[赤]

田村:すべてシャトー・メルシャンのワインなので、ここでは敢えてテイスティングはしませんでしたが、勝沼ワイナリーはもちろん、桔梗ヶ原ワイナリー、椀子ワイナリーそれぞれの特徴を味わっていただくのにうってつけのセットになっています。いずれもそれぞれのワイナリーを代表する品種です。ぜひご堪能ください。

勝フェス限定 オリジナル日本ワインセットに含まれるワインを一足先にテイスティングしたときの様子をお届けしました。
造り手の視点からみても、各社の造り手に聞いてみたいことがたくさんあります。勝フェス当日に色々とお話を聞かせてもらうのが楽しみです。
皆さまも是非、セットを手元にご用意していただいて、造り手の話に一緒に耳を傾けてみませんか。



日本ワインの魅力をお伝えし隊:(左から)ゼネラル・マネージャー兼チーフ・ワインメーカー安蔵光弘、勝沼ワイナリー長 田村隆幸、ホスピタリティ・マネージャー 生駒元


 

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